一般内科
一般内科
一般内科などというと難しく感じる方もおられるかもしれません。
日々、咳、鼻水、発熱、腹痛、下痢、便秘、動悸・息切れ、胃のむかつき、胸が痛い、おしっこが近いなど様々な体調不良が起こる可能性があります。
体調不良を自覚しなくても、知らない間に病状が進行し最終的に体に悪影響をおよぼす生活習慣病、これを早期に発見し治療する、これも内科の役割です。
また昨今、新型コロナ肺炎の後遺症、ワクチンによる後遺症に悩まされる方もおられると思います。それらに対する根本的な治療は難しい場合も多いですが、ある程度お薬を使っていただくことで症状を和らげることは可能だと考えています。
これらのように様々に幅広い病気に対して、原因を調べ、主に内服薬で治療する。それらを一般内科と総称します。
鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽いのどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。
また、しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、しっかり完治するまで来院されることをおすすめします。熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが大切です。
インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。通常は症状が3~7日間続いたあと治癒に向かいますが、気管支炎や肺炎などの合併症を発症しやすく、重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。
インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。事前のワクチン接種も大切です。感染した場合は二次感染、合併症の予防のため、できるだけ早く受診してください。
加齢や薬の副作用などによって骨密度が低下する病気です。
女性ホルモンの低下とかかわりが深いため、40代以降の女性では早めの骨密度検査をお勧めします。レントゲンで骨密度を測定することができます。
骨粗しょう症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を平行して行い、骨密度を高めましょう。
生活習慣病は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指します。
多くの生活習慣病の初期は無症状であることが多いため見過ごされている可能性があります。当院では、生活習慣病は脳卒中などのリスク要因の1つとなるので、治療にも力を入れています。
より早期に生活習慣病を発見し、より早期に治療を開始することで、さらなる大病の発症を病の発症を予防することを目的としています。
もちろん、健診で異常を指摘された、診断は受けていないけれど血糖値が気になる方、生活習慣病の予防に取り組みたいという方もお気軽にご相談ください。
糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。
人体の細胞が働く為のエネルギー源がブドウ糖です。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまうのです。血糖が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。また、糖が血管を傷める要因ともなります。
その原因や病態によって、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」に分類することができ、一般的に「糖尿病」と言うときには、主に生活習慣の乱れを原因として起こる「2型糖尿病」のことを指し、こちらが全体の95%以上を占めています。
糖尿病のおそろしさは、その合併症にあります。糖尿病を予防することも大切ですが、糖尿病になってしまったときには速やかに治療を開始し、これらの合併症を防ぐことが重要な課題となります。
特に以下の3つは、糖尿病の3大合併症と呼ばれています。
糖尿病はほとんど症状なく進行します。以下のような症状が現れたときには、病状は進んでいることが多いので、お早目にご相談ください。
血圧が高い状態が続くと血管の壁に圧力がかかり、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。その結果、脳出血などのリスクが上がります。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。
これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。
コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。
高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。