めまい・ふらつき
めまい・ふらつき
一口に「めまい」といいますが、自分やまわりがぐるぐる回るもの(回転性めまい)、ふらふら・ふわふわしている(動揺性めまい)、立ち上がったときクラっとする・目の前が暗くなる(立ちくらみ)、物が二重に見える・ゆれているように見える(動揺視)など様々です。
この様にふらつきの原因となる「めまい」にはいろいろな種類があり、それぞれ原因となる病気は異なります。
大変つらいめまいを生じるものの比較的良性の内耳性めまい(三半規管の障害によるめまい)が最も多く見られますが、中には脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血ほか)や心臓疾患などによる命にかかわる場合もあります(図1、図2)。
特にろれつが回らない、半身まひ、しびれなどを伴った場合は、脳の疾患が疑われます。脳卒中の急性期に発生するめまいとも考えられますので、ただのめまいと思わず、早めに受診いただければと思います。
この症状で考えられる疾患
良性発作性頭位めまい症・メニエール病・前庭神経炎・小脳や脳幹の梗塞/出血・脳腫瘍・くも膜下出血 など