うまくしゃべれない・ろれつがまわらない
うまくしゃべれない・ろれつがまわらない
しゃべりにくい、という症状は2つの異なった状態が考えられます。舌の動きが悪くなるとろれつがまわらなくなり、しゃべりにくくなります。このような状態は「構音障害」といいます。一方、頭で考えてわかっているのに言葉にしようと思うとでてこない「失語症」といった状態もあります。
どちらも脳の障害で起こりますが、ある日突然に生じた場合は、脳梗塞や脳出血などの可能性が高いので、すぐに受診してください。
一方、数週間や数ヶ月かけて、だんだん悪くなってきたり、良くなったり悪くなったりするような時は、パーキンソン病や重症筋無力症など、様々な疾患が考えられます。MRIでは異常が見つからない場合も多く、どこが悪くてしゃべりにくいのかを見極める必要がありますので、まず脳神経内科にご相談ください。
この症状で考えられる疾患
脳卒中・パーキンソン病・脊髄小脳変性症・重症筋無力症・顔面神経麻痺 など